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        上海 <<2日目>>                 2004年03月

この日は盛りだくさん。 今年のオモシロイ日のナンバー3には絶対入るだろう。  旅行って、その土地で盛り上がってるトコロや、自慢の場所、歴史深い場所、美味しいお店、市場に行って、地元っ子の気分を短時間でどれくらい味わえるかってのが楽しかったりするじゃない。  でも、、、いくらがんばってツアー本読破して、ガッツで何カ所もオススメポイントを廻っても心にバシってこずに、結局何が美味しかったってことしか覚えてないことも多いのよね。 でもこの日はもうモーレツ上海LOVE!!!!素晴らしくバシっと来た日だった。

ごちゃごちゃ混沌としている印象が強い。 散乱もここまでくると潔くってアートのようで格好良くさえ見える。 


上海の朝1日目は旅行の日しかしない早起きをする。 目当ては外灘の広場でしているらしい太極拳。  広場まで行かなくても地下道でしてたり、広場までの空きスペースでいろんな楽しげな老後の楽しみ?が行われていた。 主流はOVER50くらいの5,6人で太極拳をする女性の団体。 太極拳といっても刀や槍、ヒモ?と様々な流派があるようだ。 酔拳をしてるおっちゃんもいた。 ジャッキーチェーンとバーチャファイターを思い出してしまう。 凧揚げもしてたね。 彼らの朝の日課が上海の年配の元気の源なのだろう。  

広場で思い思いの趣味をしてるトコ 朝ご飯は屋台の肉まん風と消毒牛乳
朝の屋台がチラホラ

 
 この日は地元密着ツアーに連れてもらえた。 上海のいろんなタイプの家3軒、お宅訪問してきました。  家を見れば暮らしぶりがほんとうによく分かる。 その人の生活スタイルや大切に思ってるもの、優先順位、裕福さとか、庶民の文化とか意識とか。 仏閣、お城を見ても全く見えないないものがバンバン見えるのよね。 ほんとに楽しかった!!! この心の高揚って書けば書くほど陳腐な文章になってく。  ああ語彙の少なさが浮き彫りだ。   お家みせてもらうっのって絶対オモシロイ!!!!! 旅行会社でそんなの作ってくれないかしら? 絶対たのしいとおもうのだけど。 気が合えばご飯まで作ってくれたり一緒に作ったりできたら、ちょっとしたホームステイだもんね。 現地の人と話せると思ったらもっと真剣にその国のこと調べるし受け入れる側も自国のことをよく知るようになるし良いと思うんだけど。 
どのオウチでもたっぷりのお茶やコーヒーを出してくれた。 そんなに飲めないよぉ〜と思うくらい。 残してもいいお国柄だと分かっていても日本女子としてはどーも気が引けた。 

 

石庫門が細い路地に面してる 何をみても映画のワンシーンに見える
ぜんぶて素敵ィィィ〜
あー、完全に恋目になってる
室外機もごちゃごちゃの中にあるとあまり
異質に感じない、ヨネ


豫園でお昼を食べた後、付近にあるリーロン(昔の住宅街)にひきつけられるように散策した。 昔の日本はこうだったのだろうと思われる暮らしがそこにはあった。 決して綺麗じゃないんだけど時代が建物を引き立ててる。 静かで暗いけど尊重したい重みがある街並み。 散歩しがいがある。 初めて来たのに切なく懐かしいのだ。 50年くらい前なのかなぁ。もっと前の日本? 今から発展します!という時代。 リーロンの近くにはマンションが猛ピッチで建設中。 その隣で椅子に布団を敷いてお昼寝してるおじいちゃんおばあちゃん。 上海中にあるこの街並みセットは近々取り壊されてマンションに変わっていくんだって。  ああ、もったいない。 このごちゃごちゃ感も上海の魅力なんじゃないの。 全部マンションになったら街の魅力が減っていくじゃないかぁ。。。 外国人からみるとリーロンの暮らしは興味あるし住んでみたいと思うのだが、地元の人があこがれるのは綺麗で新しいマンションなんだって。だから壊されても仕方ないのかなぁ〜。  しかし新築はなかなか手にいれられず地元の庶民の老年層は上海からだんだん離れていくのだそうだ。 昔の日本の都市も同じ気持ちでバンバン壊していって新築ラッシュした結果が今の街並みだと思うと。大声でSTOPと叫びたくなる。  マンションラッシュの行く末があまり素敵な街並みでもないことが分かってるだけになんだか寂しい。 路地で料理をするリーロンの街並みの方がよっぽど清清しくて美しいのに。 でも実際自分にその暮らしができるのかと自問すると・・・。  旅行中何度もいろんなところで上海と今と昔の日本とを比べていた。 上海はどこを見本に成長していってるのだろうか? そして日本はどーなっていくのだろう?  

足場が竹だったりするのよ。
竹足場よ、タケ、竹、たけ
30階以上の高層の隣が
リーロンだったり
道で昼寝とか布団ほしてる。
みんな道を当然のように私有化してるよね。


この日、中国茶を2回飲んだ。 ゆっくりのんびり味わうといいのだろうが、そんな美容、体にいいといっても何杯もふわふわ浮いてるお茶葉や花のお茶を眺めながら、おやつもなしに楽しめるものではなかった。  花が開くのが面白くてお土産に買ったが一度飲んだだけだった。 私は中国茶ブームには載れないようだ。 食事はどれもはずすことなく美味しい、そんで安い。 中国は食べ物に困らないという点では安心。 
 夜は船から夜景をみる。 夜景好きなので絶対絶対みようと思っていた船からの夜景。 外灘、浦東の風景が対照的。夜景をみるだけでも上海の歴史の複雑さが垣間見れる。  黄浦江からの夜景は綺麗だけじゃなくって情緒豊かで絶対はずせない!! 

 

おちょこみたいのとコップを使って飲む香る。
やっぱり甘いもん一緒に食べたかった。
夜船から外灘、浦東をみる
う〜っとり♪


二日目はてんこ盛りすぎて一日の出来事に思えない。 たぶんいろんな感情が一気に私の心にやってきたから?

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