エアーズロック | 2006年2月 |
関空を20時半発、7時間ちょっとでオーストラリア北東のケアンズに着いた。 機内で寝る為に前日あまり寝ずに、行くまでなんやかんや疲れる事をして臨む。 なのに殆ど寝れなくって余計しんどいだけ、、、いきなり作戦失敗。 飛行機の環境ってもうちょっとマシにならないのかしら。毎回飛ぶことには感謝・感激するけれど、1時間もしたらあのボワーーーン音と容赦ない乾燥、寝違いするシートにうんざりだもの。 もちろんエコノミーよ。 オーストラリア航空なので機内食から海外色満載で楽しめたし、7時間ちょっとと思うとそんなに気にならなかったけどねん。
初めは元気だから 機内食まで撮ってしまうのよね〜 |
早朝ケアンズに到着。 エアーズロック行きの飛行機の待ち時間でケアンズ市内をうろうろ。 驚くことに街中の看板に日本語が一杯。 なんでオーストラリアまでやってきて日本語がこんなにあふれてるのぉ〜。 海外気分にどっぷりつかりたかったのにちょっと残念。 朝なので殆どの店は閉まっており人も車もまばら。 緑が多く道巾が広いのでのんびり気持ちよく散歩できた。 街のどこをみても大きな街路樹や植栽がわんさか。 木も花も葉っぱも全てが大きい。きちっと管理されずに好き放題自然に成長してる。 こーゆーのはイメージしてたオーストラリアで嬉しい。
伸びっぱなしぽいけど まとまってる植栽 |
信号変わるの早すぎぃぃぃ〜 小走りしないとひかれるよ |
花がデカイ | 街路樹広い 道はもっと広い |
ケアンズからは2時間程度でエアーズロックに到着。 岩場の多いところまで定期的にシャトルが出てるんだと思って自由行動プランにしてたんだけど、そんな便利な移動手段は無かったわ。。。 車借りるか、ツアー申し込まないとホテル郡からまったくでれないトコロなのよね。。。 結局みっちりオプショナルツアーを詰め込んだ。 さっそくハエ除け帽子とたくさんの水を準備し”カタジュタ&ウルル・サンセットツアー”に参加。 カタジュタは大きな岩がいくつか並んでて、その間の赤土と石と潅木のなかをハイキングした。 すっごく暑いんだけど都会のいやな暑さじゃなくって、風が吹いたら気持ち良いし、水を飲んだらスーっとするし、すがすがしいの。 あぁ〜あいつさえいなければもっと気持ちいのにぃぃぃ。 ハエハエハエ。 日本のハエより小さいからまだマシだけど。 そんなにまとわり付いてこなくてもいいのに。
土が真っ赤!! | こんな感じでハイキング |
カタジュタのハイキングの後、ウルル(エアーズロック)のサンセット会場へ向かう。 バスからの風景はただひたすら赤土と岩と低い木と空。 どこをみてもそう。 全く人工物のない景色が見られるって凄い贅沢なことに思えてきた。 そしたらだんだん何ともいえない感動がじわわぁ〜って押し寄せてきた。 サンセット会場に着き、暮れていく風景をぼんやり眺める。 夜になったら真っ暗なんだぁと思うと急に自然が恐ろしく怖く思えた。 周りに電気がない夜なんて体験したことないもんねぇ。
360度どこみても自然 | アボリジニーじゃなくても拝みたくなります |
サンセットツアー後、 夕飯を探す。 といっても選択の余地はほぼなし。 ちゃんとしたコースや変わった動物の民族料理を食べる場合は前もって予約が必要だったみたい。 日本の感覚でその時食べたいものを選ぶつもりだったんだけどなぁ〜。 こんな陸地の真ん中じゃぁそんなワガママ通らないのね。 そうなると予約なしで食べられるレストランがありがたい!! 少し並んだけど入れたときはホッとしたわ〜。 味は普通だったような。。。 環境の為だと思うけど、このお店の照明がむちゃくちゃ暗い。 ムードがどうってのを超えてる暗さ。 ホテル街もすべて暗〜い、いろんなとこから自然を尊ぶ気持ちは伝わってくるわ。 まぁ日本が明るすぎるんだけど。。。
スーパー物色 | お肉はどれも大きめ |
翌朝エアーズロックの日の出を見た。 草原にどっしり構えているウルルがオレンジに光る姿はとても神秘的。 美しい一日が始まるのだ!!ってパワーが地面から体に入ってきそーな気分。
さて、これから登るンだけど、どこも60度くらいの坂にみえるのよ。 どっから登るのぉぉぉ。 えっあそこ?! おぉぉぉ〜鎖が一本付いてるだけじゃないか!!!むちゃ急じゃないのぉ!!!岩肌だけだし足がかりが少ない!!! あーもうダメだ。 大丈夫って思い直して登ってみたんだけど、靴がぶかぶかで滑るし怖ぃぃぃ。 もしワタシが足を滑らしたら後方の人巻き添えてしまう、と一度考えてしまうと、もうダメ。 こわくって全身ガチガチだもん。 おじいちゃんおばあちゃんが登っていく横を、冷や汗でぬれた手で必死に鎖を握り締めてヨチヨチ登ぼる。 人工物の高いところは全然平気なんだけど、自然の素朴な工作物はコワイ。。。 なんとか8合目の休憩場所までたどり着いた。 はぁ。 時間足らずで頂上にはいけなかったが時間があってもワタシは難しかったかも。 8合目からの景色は見渡す限りどこまでも岩や草原と空。 自然の雄大さの中では生物なんて無力よね〜と思いながら、ビビリびびり下山した。 恐かったぁ。。。涙))
赤く染まるウルル | この斜面から登っていきます |
ウルル登山後はツアーガイドさんの説明のもと周辺を散策。 アボリジニーが神事で使っていた場所などを見る。 岩肌が陥没してたり、うねっていたり、いかにも拝みたくなる形状が沢山ある。 そんな岩場から大自然をみてると、じわーんと胸が熱くなった。 この風景は昔っからほとんど変わってないんだろうなぁ〜。 一時間ほどアボリジニーの昔の暮らしを想像しながら景色を見ていたかったよぉ。 ツアーでは無理なんだけどね。
ウルル周辺散策中 | 岩場からの風景 | 男らしい自然 |
エアーズロックではセイルズインザデザートホテルに二泊した。 連泊はゆっくり落ち着けていいもんだ。 夜空は満天の星。 2月なので南十字星は見えなかったけど、バルコニーから見た星空はいくら見ても飽きないほど綺麗だった。 空には星と月以外の明りがないの。 夜空をみても、あー今自然の中にいるんだなぁと実感できた。 エアーズロックは普遍的でなんだか太古にタイムトリップしたような気持ちにさせてくれる自然が一杯だった。 自然と共に生きるってどういうことなんだろうって、今まで思ったことないようなことを考えたりしたもした。 何十年か後にもう一度訪れてみたい。
高級リゾートなんだけどのどかでいいホテルでした |