ナイアガラ・フォールズ | 2000年10月 |
関西空港から十数時間。長時間のフライトから開放され、やっとアメリカ上陸。私達の最初の目的地はナイアガラ・フォールズ。ガイドさんバスに載りホテルに向かった。車窓からの風景は町明かりも少なく、ビルは雑然としていて、ひっそりとしている。夜だからかなぁ。淋しげな町を通り抜けてアメリカ側からカナダのナイアガラ・フォールズへ。カナダ側は治安がいいらしいので旅行1日目の私たちには丁度いい。
チェックインの後、ホテル近くのデニーズで夕食をとる。ここからは母と二人。英語で喋ること思うとメニューを選ぶのも気もそぞろ。4ヶ月のNOVAで練習した英語が生きるか!・・・そんなことありえない。ウェイトレスの英語?チンプンカンプン。メニューを指差してジェスチャー状態。時折ウェイトレスが”何か用はある?”って来てくれるので、なんだか落ち着かずに超特大サイズのサラダとサンドウィッチをかきこんだ。ふっ〜、英語が喋れない無力さを実感。この旅行は勘とジェスチャーでがんばろう!と母と励ましあう。
ベットで寝れるぅ〜嬉 機内で寝るのって大嫌い! |
次の日の朝、観光1日目は8時半集合。バスに載ってナイアガラ川沿いを北上したところにある花時計の前で撮影タイム。次にナイアガラ川の渦巻きを見る。これら二つはオマケって感じ。その後、ナイアガラ・フォールズに。ナイアガラ・フォールズはアメリカ滝とカナダ滝があるのでフォールズと複数形となる。有名でより美しいと言われてるのが馬蹄形のカナダ滝。私達はその滝を裏側から見れるジャーニー・ビハインド・ザ・フォールズに参加した。入口でカッパをもらい、エレベーターで35mほど地下におりる。そこからジメっとしたトンネルを歩いて行くと、ドドドーーーッと凄い轟音が次第に大きくなってくる。人波について行くと滝の直ぐ横にでれるデッキにでた。そこでは滝をまじかに見られる。水しぶきが飛んでくるので写真をとるのも大変。人が増えると、みんな同じカッパだし誰が誰だか分らなくなる。メガネもカメラも曇るし濡れるし、足元は水浸しでこけそうになるし。ここでは他人もみんな友達状態。一緒に水がかかると変な連帯感が生まれる。
母とカナダ滝 | 私とカナダ滝 |
滝の真裏をみるところもある。本当にすぐ近くで見れる。かなり恐い。轟音と水の流れに吸い込まれそうになる。恐怖心と好奇心とが混ざった感覚。もっと近くで見てみたいけど恐い、けど見たい。不思議な力。柵付近にコインが投げられていた。その心境、分る気がした。
ナイアガラと言えば”霧の乙女号”が有名。でも10月の末〜5月くらいまでは営業しないらしい。乙女号には乗れなかったけどジャーニー・ビハインド・ザ・フォールズで充分に滝の迫力は堪能できた。
ナイアガラ・フォールズの裏側 |
次に行ったのはIMAXシアター。ここではナイアガラの言伝えやナイアガラに挑んだ人々の話が巨大画面で上演されてる。さっきナイアガラの迫力を体感してすぐ見たので、スクリーンでの内容は凄く印象に残った。普通の時にこの映画をみたら遠足で着てた地元の高校生のように寝てたかも。 これでバス半日観光は終わり。やっぱり朝早くから行動すると一日って長く感じる。
解散の後は、母とポケーと散歩した。とってもいい天気だった。空は高く。周りには緑や樹木が広がってる。昨日の夜は寒かったけど日中天気がいいと汗ばむくらい温度の差が大きい。日本とはやっぱり違う。滝の大きさも半端じゃないし、人の大きさも違う。
紅葉してる樹木 | かわいいバスも発見 |
ナイアガラ・フォールズには高いタワーが二つある。私達は一番高い、カラフルなエルベータが昇降してるスカイロンタワーに昇った。展望台からはアメリカ滝もカナダ滝も滝に流れてくる川の向こうまでよく見渡せる。展望台から滝をみてると自然の威力を強く感じた。近くで見てる時はその威力に圧倒されてたが遠くから見ると神がかり的なものを見てる気がして不思議な感覚になった。
カナダ滝、水しぶきが50m以上、上がってる | アメリカ滝、水の泡が威力を物語ってる |
お腹が空いてきたのでレストランへ。ウェイターは一人。客席は100以上。でもなんとかなってる。だって客は私達ともう一組だけ。その一組はすぐ帰っていったので後は貸切状態。・・・これで経営は成り立ってるのかしら???サンドウィッチを頼んだ。ポテトが山のように盛り付けられてる。噂には聞いていたけど、量は半端じゃない。そりゃ太るでしょー。
ナイアガラ・フォールズ観光はこんな感じ。次はボストンだー!!